東京五輪スタジアムのビール消費量は?

演習カテゴリ: 市場規模推定(フェルミ推定) 難易度: ★★★☆☆ 更新日: 2026年6月14日

【問題】

満員のスタジアム(収容人数6万人)で、1回のイベント(プロ野球や音楽ライブなど、約3時間)で消費される生ビールの総容量(リットル)を推定してください。

思考のヒント

ビールの消費量 = 観客数 × ビール飲用率 × 平均飲用杯数 × 1杯あたりの容量。観客を『ビールを飲む層(大人)』『飲まない層(子ども・運転手・未成年等)』に分類し、それぞれの飲用行動をモデル化しましょう。

模範解答・思考プロセス

1. アプローチ設計(構造化)

スタジアムでのビール総消費量は、以下の数式でモデル化します。

総消費量(L) = 収容人数 × 満席率 × ビールを飲む大人の比率 × 平均飲用杯数 × 1杯あたりの容量(L)

2. 前提数値の置く(仮説設定)

  • 収容人数:60,000人、満席率:100%(満員)
  • 観客の年齢・属性分布:
    • 子ども(未成年):20%
    • 大人(成人):80%(48,000人)
  • 大人におけるビール飲用率の分解:
    • ビールを積極的に飲む層(お酒好き):40%
    • たまに飲む・他の酒やソフトドリンクを飲む層:30%
    • 運転手・アルコールを全く飲まない層:30%
  • 平均飲用杯数:
    • 積極的飲用層:平均3杯
    • たまに飲む層:平均1杯
  • ビール1杯あたりの容量(一般的なスタジアムのプラカップ):500ml(0.5L)

3. 計算の実行

ビールを飲む層の人数と消費杯数をそれぞれ計算します。

  • 積極的飲用層:48,000人 × 40% = 19,200人
    消費杯数:19,200人 × 3杯 = 57,600杯
  • たまに飲む層:48,000人 × 30% = 14,400人
    消費杯数:14,400人 × 1杯 = 14,400杯
  • 合計販売杯数:57,600杯 + 14,400杯 = 72,000杯

これを容量(リットル)に換算します。

72,000杯 × 0.5リットル = 36,000リットル(36kL)

4. 現実性チェック

36,000リットルは、一般的な生樽(20L入り)で換算すると約1,800本分に相当します。6万人規模のスタジアムで満員のイベントであれば、1人平均0.6リットル(全員均等割り)の消費となり、夏のナイター野球や音楽フェスであれば非常に現実的な数値です。

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執筆者:ケン (Ken) - 共同代表・統括編集

大学卒業後、総合コンサルティングファームに入社。金融、通信ハイテクなどの業界にて事業戦略からITプロジェクトまで幅広く参画。コンサル転職の志望動機・職務経歴書添削、ケース面接の模擬面接コーチングを多数実施。

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