第1-3章:コンサルティング用語集(完全版30選)

コンサルティングファームの面接や実務では、日常的に多くのカタカナ語や英語の専門用語が飛び交います。これらの言葉の定義と正しい使い方を習得しておくことは、面接時のコミュニケーションをスムーズにし、「コンサル適性」をアピールする上で非常に有効です。ここでは最重要の30個を完全解説します。

最重要コンサル用語 30選

No 用語 意味・定義 ビジネス例文・実務での使われ方
1アサインプロジェクトに要員を割り当てること。「来期のDX刷新プロジェクトに、エンジニア枠でアサインされた。」
2イシュー解決すべき本質的な論点・課題。「この会議のイシューは、コスト削減ではなく販売チャネルの開拓だ。」
3MECE「漏れなく、ダブりなく」情報を整理する思考。「ターゲット顧客を年齢別にMECEに分解して分析して。」
4仮説十分なデータが無い段階での、最もらしい結論。「仮説として競合の参入が原因と考え、検証を進めよう。」
5ファクトベース主観ではなく客観的な事実や数値に基づき考えること。「印象論ではなく、ファクトベースのデータを集めてください。」
6デリバリー成果物をクオリティと期限を担保して提供すること。「今回の報告書はクオリティが高く、無事にデリバリーできた。」
7バリューコンサルタントが発揮すべき付加価値。「アナリストであっても、プロジェクト内でバリューを出す必要がある。」
8ワークストリームプロジェクト内におけるテーマ別の分科会。「私は人事制度刷新のワークストリームを担当しています。」
9オーナーシップ自分の担当領域に当事者意識と責任を持つこと。「このタスクはあなたがオーナーシップを持ってやり抜いて。」
10ボトルネック全体の処理速度を決定づけている最大の障害箇所。「配送処理プロセスにおいて、倉庫の仕分け作業がボトルネックだ。」
11フィジビリティ提案内容の実現可能性・現実性。「アイデアは良いが、コストの面でフィジビリティが低い。」
12クリティカルパス全体の完了時期に直接影響する、余裕のない最長経路.「システムのテスト工程がプロジェクトのクリティカルパスだ。」
13AS-IS / TO-BE現状(AS-IS)とあるべき姿(TO-BE)。「まずはAS-ISを可視化し、目指すべきTO-BEを設計しよう。」
14スコーププロジェクトが支援する具体的な業務範囲。「要件定義までが契約スコープで、開発は対象外です。」
15コミットメント結果に対する約束・責任ある取り組み姿勢。「クライアントの目標達成に対して高いコミットメントを求める。」
16構造化複雑な事象を分解・整理し、全体像を分かりやすくすること。「課題をロジックツリーを用いて構造化することで原因が見える。」
17ロジックツリー課題をMECEに分解し、樹形図のように整理するツール。「売上低下の原因をロジックツリーで要素に分けよう。」
18フェルミ推定手掛かりのない得体の知れない数値を論理的に概算すること。「ケース面接で日本の電柱の数をフェルミ推定した。」
19エレベーターピッチ30秒程度の極めて短い時間で要約して伝える手法。「移動中のエレベーター内で社長にエレベーターピッチを行った。」
20バッファ不測の事態に備えたスケジュールやリソースの余白。「修正対応が入る可能性を考慮して、2日のバッファを作る。」
21クライアントフェーシング顧客の意思決定者と直接向き合い、折衝を行う役割。「今年から徐々にクライアントフェーシングの機会が増える。」
22ディスカッションパートナー顧客と対等な立場で壁打ち相手として機能すること。「我々は作業員ではなく、経営者のディスカッションパートナーだ。」
23SoW業務範囲合意書(Scope of Work)。「追加された要件は当初のSoWの範囲外のため、再調整する。」
24インダストリー製造、金融、公共などの業界ごとの組織軸。 「彼はインダストリー軸の製造業チームに所属している。」
25サービスライン戦略、IT、人事などの機能・専門性ごとの組織軸。 「私はサービスライン軸の人事改革部門のコンサルタントだ。」
26ネクストステップ会議や決定の後に、次にとるべき具体行動。 「会議の最後に、誰がいつまでに何をするかネクストステップを決める。」
27アウトオブスコーププロジェクト契約外の支援対象とならない範囲。 「今回の調達先との交渉代行は、アウトオブスコープです。」
28PMOプロジェクト全体を管理・推進する専門事務局。 「PMOが週次の進捗をとりまとめ、課題の早期発見を行う。」
29ロールイン新しいメンバーがプロジェクトに参画すること。 「来期の実装フェーズから、エンジニア3名がロールインする。」
30クイックウィン短期かつ少ない労力で確実に成果を出して信頼を得る施策。 「信頼関係構築のため、まずはコスト削減のクイックウィンを実行する。」
執筆者:ケン (Ken) - 共同代表・統括編集

大学卒業後、総合コンサルティングファームに入社。金融、通信ハイテクなどの業界にて事業戦略からITプロジェクトまで幅広く参画。コンサル転職の志望動機・職務経歴書添削、ケース面接の模擬面接コーチングを多数実施。

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